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小規模オフィスレイアウトここだけは押さえたい!見た目と効率性は両立できる2024年08月06日(火)
本記事は、小規模オフィスのメリットとデメリットから小規模オフィスの活かし方、レイアウトを決めるときのポイントを紹介しています。小規模オフィスのレイアウトの際に限られたスペースの中で、見た目のおしゃれさと効率性の両方を得るための方法や業績アップにつながるスペースづくりなど、小規模オフィスのレイアウトに取り入れておきたいことを解説します。
 

小規模オフィスのレイアウト!メリット・デメリットと小規模オフィスの活かし方

小規模オフィスはオフィス全体を見渡しやすいからこそ、内装やデザイン、レイアウトの統一性や効率性を高めやすいといえるでしょう。そこで、小規模オフィスのメリットとデメリットから、小規模オフィスだからこそできるレイアウトを解説します。

 

小規模オフィスのレイアウトでメリットになること

小規模オフィスのレイアウトにおいての主なメリットは以下3つです。
 
  • 費用を抑えられる
  • オフィスイメージを統一させやすい
  • コミュニケーションがとりやすい
 
費用が抑えられるというのは、単純に規模が小さいことで必要な設備や備品なども抑えられるからです。また、限られたスペースのため、家具や設備についても余計なものは入れられず選別が必要なため、必要最低限の家具や什器に絞られることで費用も絞られるでしょう。
 
オフィス全体が目に入りやすい規模であれば、家具や床、壁など全体の内装のデザインを統一させやすいため、レイアウトもしやすくなります。
 
内装以外のメリットとしては、オフィスが見渡せるほどの規模であれば、社員同士が顔を合わせやすくコミュニケーションがとりやすいことです。コミュニケーションがとりやすい状況であれば仕事の進捗状況も把握しやすく、話し合う機会も自然に増えるでしょう。
 

小規模オフィスのレイアウトでデメリットになること

小規模オフィスのレイアウトにおいての主なデメリットは以下3つです。
 
  • 集中しづらい
  • 各スペースに十分な広さがとれない
  • 収納スペースがとりにくい
 
オフィスのスペースが狭いことでコミュニケーションがとりやすくはなりますが、視線を遮るものが少ないと集中しづらいともいえます。開放的な雰囲気を感じる中でもしっかり集中できる空間をつくることは、仕事の効率をあげるうえで非常に重要です。スペースの取り方や家具の選び方で十分対応できるでしょう。
 
限られたスペースを効率的に活用するためには、収納や家具にひと工夫が必要です。デッドスペースに収納スペースを作ることもできます。テーブル+収納など複数の役割を持つ家具もあります。また、限られたスペースのため、優先させるスペースと縮小せざるを得ないスペースもでてくるでしょう。軸となるのは、しっかりとしたコンセプトです。スペースの取り方や家具の選び方を内装やレイアウトに反映させることで統一感を持たせられます。
 

小規模オフィスを活かすにはしっかりしたコンセプトづくりから

小規模オフィスを活かすには、視線の位置や抜け感、視覚の効果も利用できます。例えば、白のような膨張色の使用によって空間を広く見せることも可能です。また、家具の選び方によって開放的に感じたり、集中のしやすさ、リラックスのしやすさにもつながります。そのため、コンセプトに合わせた家具にこだわるのはおすすめです。限られた空間だからこそ、内装や家具のデザインと機能性にこだわることで、おしゃれさと効率性の両方を得ることが可能になります。
 
オフィスのレイアウトやデザインを考える際は、まずコンセプトを決めましょう。自社からどのようなメッセージを発信したいか、受け取ってもらいたいかをオフィスで表現することは重要です。顧客へのブランド発信と社員の自社に対するブランド意識を高められます。
コンセプトを軸に内装やデザイン、レイアウトを決めることで統一性がでます。統一性がなければ、オフィスを訪れた人にもオフィスで働いている人にも伝わらないでしょう。
 

小規模オフィスのレイアウト決めのポイントとは?

ワークスペース1人分の面積が十分にとれなければ、社員のストレスはたまっていきます。最低限確保したい面積と忘れがちな重要スペース、狭いスペースで生産性を高める工夫について解説します。
 

1人分のスペースに必要な面積とワークスペースの取り方

1人分の面積の確保が十分に確保されていない状態では、ストレスを抱えさせた状態で業務をさせることになります。1人分で最低限確保したい面積は、10.5㎡ですが、加えて通路やデスク間を考えたスペースが必要です。通路で人がひとり通るためには、最低でも60cmは必要です。2人ですれ違う場合は、倍の120cmを見ておくとよいでしょう。
 
ワークスペースはできる限り広くとりたいところですが、小規模のオフィスでは難しいといえます。
 
そこで、フリーアドレス制にすることで、固定デスクがなくなるため、効率的なスペースの取り方ができます。離席する割合が多い部署の席であれば、社員の8割ほどの席を用意するなど効率的にスペースを利用できるでしょう。また、プロジェクトなどによる人員の増加にも対応しやすいメリットがあります。
 
例えば、オフィスがビルにあり窓際から外の景色が見られるのであれば、窓際にカウンター席を並べるだけでも、開放感が得られます。リラックスした状態で業務を遂行したかったり、とにかく集中して作業を進めたかったりする場合、それぞれに見合ったスペースづくりができていれば、効率よく進めることも可能です。
 
リラックスするためのスペースとして、ソファー席にしたり、カフェのような雰囲気にしたりすることもおすすめです。集中するスペースとしては、1人用のパーテーションの設置やパーテーション付きの家具を利用する方法があります。
 

しっかりとっておきたい忘れがちなスペースとは

内勤業務が多いのか外勤業務が多いのかでもスペースの取り方やレイアウトは変わります。内勤業務が大半を占める場合、しっかりと集中できるスペースやリラックスできるスペースの確保は重要です。
 
一般的には、社員が快適に業務をこなせるスペース以外にも、会議室や休憩スペースなど様々なスペースが必要となります。忘れがちなのがミーティングスペースです。会議室があればよいと軽視されがちですが、ミーティングルームは議論や協議などを行う会議室とは目的が違い、情報やアイディアをすぐに話し合える場所です。オフィス内に複数ミーティングできるスペースがあると、相談ごとや問題が起きたときにすぐ利用できるため、仕事にスピード感がでます。効率があがることで業績アップにもつながるでしょう。
 
社員が求めるスペースを確保できることは、モチベーションや業務効率をあげることにつながりますが、小規模オフィスはスペースがありません。しかし、目的の違うスペースを共有して使用することもひとつの方法です。例えば、会議室を休憩時間に利用できるようにしたり、休憩室のスペースでミーティングを可能にしたりすることもできます。利用の優先時間などのルールのもとで利用すれば、共有しやすいでしょう。
 

デッドスペースを有効に使う方法とは

小規模オフィスの場合、収納スペースの確保が難しくなります。しかし、デッドスペースの壁に収納家具をうまく活用することで、スペースを効率よく利用できるでしょう。
 
例えば、デスクうえの壁に業務に必要な資料など置く棚をとりつけることで、必要なときにすぐ手にとれるため、結果的に効率よく業務を進めていけます。
 
また、間仕切りを壁ではなく収納家具にする方法もあります。狭い空間であれば、家具を低めにすることで広く感じられるでしょう。高さのある家具は圧迫感を与えてしまいますが、オープンシェルフにすることで開放的に感じられます。
 
椅子を置いて座るには狭いスペースでも高さのあるテーブルを置ければ「スタンディングミーティング」のスペースとして活用できます。ハイテーブルに収納スペースが付いているタイプもあるため、ミーティングに必要な備品等を収納できるでしょう。
 
小規模オフィスはデッドスペースをうまく活用する工夫も必要です。
 

狭くても快適に生産性を高めるためにできる工夫とは

小規模オフィスだからこそできる、快適に業務をするためにできる工夫のひとつに「香り」があります。香りには、集中力を高める、リラックスしやすくなるなど脳の血流増加やストレス軽減のような精神面にも効果を発揮します。
 
柑橘系の香りを漂わせることで、脳機能が活性化して図形の認知や論理的思考が向上し、集中しやすくなったとの実験結果もありました。特に女性がより高い効果を得られたのです。香りが広がりにくい広いオフィスよりも、小規模オフィスで行うほうが効果を感じやすいといえます。
 
スペースがとりにくくても集中しやすい環境を整える方法のひとつとして、香りの利用はおすすめです。
 

小規模オフィススペースはパーテーションでおしゃれに分ける!

壁をつけないワンフロアのオフィスは、パーテンションを活用することで可能です。
パーテーションにするメリット・デメリットと活用方法について解説します。
 

パーテーションにするメリット

パーテーションにするメリットは、周囲の視線を遮断し集中しやすくできます。個々に設置することで、プライバシーを確保しやすくなるでしょう。
 
また、パーテーションにも防音効果タイプもあるため、個室スペースやweb会議用のスペースがつくれます。天井まであるハイパーテーションについては、専門業者の施工が必要です。遮音性が高くなるため、役員室や会議室などに使用されます。ただし、完全な個室となるため、スプリンクラーなどの消防設備の設置が必要です。
 
ローパーテーションであれば、専門業者による設置は必要ありません。壁をつくるよりも費用がかからず手軽に設置できるでしょう。吸音のパーテーションを各デスクに設置することも可能です。
 

パーテーションにするデメリット

パーテーションにするデメリットは、周囲の視線を遮断できる分、コミュニケーションが取りづらく業務の進行度合いがわかりにくいことです。また、広いオフィスでは個々にしっかりとパーテーションを設置できるスペースの余裕があればおすすめです。ただし、スペースのとれない小規模オフィスには不向きといえるでしょう。
 
そのため小規模オフィスでは、一部でパーテーションを使用した個室やweb会議用のスペースの設置をし、フリーアドレス制にすることで効率よく使用できるスペースになります。
 
ハイパーテーション以外であれば、パーテーションは手軽に設置しやすいため、小規模オフィスであってもしっかりと集中したり、リラックスしたりするスペースがつくれます。
 

パーテーションの素材とカラーがオフィスの印象をつくる

パーテーションの素材には以下の種類があります。
 
  • 軽くて安い「アルミ製」
  • おしゃれで開放的な空間にする「ガラス」
  • 遮音性や耐火性に優れた「スチール製」
  • カラーバリエーションが豊富な「ファブリック張り」
  • 傷つきにくい「メラミン」
  • 扱いやすく設置しやすい「フェルトボード」
 
安さや扱いやすさを求めるのであれば、アルミ製やフェルトボードです。
 
開放感とおしゃれさを演出できるのは、ガラスのパーテーションです。すりガラスやカラーガラスの利用によっておしゃれな空間にできますが、費用は高めとなります。
 
遮音性や耐火性を求めるなら、スチール製はおすすめですが、費用は高めです。
フェルトボードは吸音性が高く設置しやすいでしょう。
 
カラーバリエーションが豊富なファブリック張りは、自社のコンセプトに合わせたカラー選びができます。
 
カラーが人に与える影響は大きいため、面積のあるパーテーションのカラーも影響を与えやすいといえます。オフィスのイメージもカラーひとつで大きく左右されるため、しっかり選ぶことが大切です。
 
パーテーションも自社のコンセプトに合わせることが大切です。ただし、不快に感じたり集中しにくいカラーを使用してしまうと、ストレスがたまりやすくなり業務効率も悪くなります。
 
寒色系は落ち着かせられますが、寒色系だけでは活気がうまれにくくなります。緑色は癒しのカラーです。観葉植物の鉢は予想以上にスペースをとるため、目にも優しいグリーン系のパーテンションは、デスクワークが多い場合におすすめです。
 
パーテーションは業務に集中したい場合だけではなく、視界や音を遮断してリラックスしたい休憩場所に設置しても活躍します。集中とリラックスが効率よくできるオフィスは自然に活気がでるでしょう。
 

小規模オフィス向けのおしゃれなレイアウトで業務をスムーズに!

小規模オフィスでは限られたスペースの中で、いかに業務をしやすくするか、自社のコンセプトを反映させるかが大切です。また、デッドスペースの活用やスペースの共有、パーテーションの利用により、スペースを効率よく使用しながらおしゃれなオフィスをつくりあげることが可能です。
 
仕事がしやすくおしゃれなオフィスは、自然に社員のモチベーションもあがり、業績アップにつながるでしょう。
 
オフィスの縮小や新しくオフィスを構える場合、経験豊富な不動産会社に出会い、良い物件を見つけられることで、仕事の流れも社員のヤル気も大きく変わってきます。
 
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